杉原千畝をテーマにした曲を収めたCDを渡す演歌歌手のたなべさん(中央)と佐淡さん(左)=27日、福井県敦賀市役所

杉原千畝をテーマにした曲を収めたCDを渡す演歌歌手のたなべさん(中央)と佐淡さん(左)=27日、福井県敦賀市役所

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「人道の港」を演歌で表現 杉原千畝を題材にCD制作

福井新聞(2016年11月1日)

 福井県敦賀市の作詞作曲家佐淡(さわ)豊(本名小林和平)さん(69)らが、「命のビザ」で有名な外交官杉原千畝をテーマにした曲を収めたCDを制作し27日、敦賀市役所に渕上隆信市長を訪ねて報告した。歌詞には市民が温かく難民を受け入れたエピソードが盛り込まれ、美浜町を拠点に活動する演歌歌手たなべ幸司(本名田辺政弘)さん(70)が歌っている。

 佐淡さんは作詞家三上カナエ(本名小林佳代子)さん(57)=敦賀市=と活動。地元をテーマにした曲は、これまで敦賀まつりの民謡踊りの夕べで歌われている「来い来い敦賀」など約20楽曲以上を制作してきた。

 今回は演歌で、題名は「千畝の祈り敦賀へと~ユダヤ人難民の軌跡~」。三上さんが作詞を担当し、「杉原千畝の 祈りのビザを信じて敦賀へ 希望を胸に」などと当時のユダヤ難民が敦賀港に向かう心情を記した。敦賀市民が難民にリンゴを渡した温かいエピソードにも触れ「ほおばるリンゴ あふれる涙」と表現した。佐淡さんがテンポの良い曲調で作曲した。

 杉原千畝の映画を見て感動したというたなべさんは「多くの命を救った千畝の心を表現しようと歌った」と話した。渕上市長は「ヒットして、杉原千畝の名前と敦賀の地名が広がってくれるとうれしい」と激励した。

 CD制作で岐阜県の杉原千畝記念館も訪れており、今後こうした様子を撮影したプロモーションビデオを作成。ユーチューブで流す。CDは千枚制作し、15日に発売した。1200円(税込み)。

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