入善町の水産物や農産物などを販売する「にゅうぜん　浜マルシェ」が１３日、同町下飯野の海洋深層水パークにオープンした。パークは深層水で浄化したカキを提供するレストランの開店で来場者が増えており、新たな施設で町の魅力を一層ＰＲする。

　町がパーク内の深層水活用施設の事務室を改修し、観光交流拠点として開設した。整備費は約７００万円。入善漁業協同組合が運営する。

　入善の漁業者が遠洋で漁獲したマグロ「入善おらっちゃマグロ」のほか、深層水仕込みのカキのマリネ、地元の米やソバ、ドーナツなど約１４０品目を販売する。観光客や自転車愛好家が休憩できるスペースもある。

　セレモニーで笹島春人町長が「町の水産業の歴史と未来をつなぐ浜のシンボルにしたい」とあいさつし、関係者がテープカットした。大勢の人が訪れ、マグロなどの商品を買い求めた。歓迎イベントとして焼きサンマの振る舞いなどもあり、にぎわった。

　浜マルシェの営業時間は午前９時～午後５時。定休日は月曜と年末年始。