雪室食材の活用に向けて話し合う「雪室推進プロジェクト」のメンバー=上越市下門前

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雪室グルメ飲食店でPR 2月に限定メニュー

新潟日報(2016年11月30日)

 上越地域の食品会社などでつくる「雪室推進プロジェクト」は上越市内の飲食店と連携し、雪室で保存し、熟成させた野菜や肉などの食材のPRに乗り出す。来年2月、飲食店で雪室食材を使った限定メニューを提供してもらい、雪室食材のおいしさを市民や観光客に広く発信したい考えだ。

 プロジェクトには約35の食品関連企業や飲食店、団体などが参加し、既に雪室食材を使った商品やメニューを提供している。雪室食材は一定の低温で保存することで、糖度などが増すとされている。

 プロジェクトはことし、雪室食材のPRに力を入れており、8月の謙信公祭ではカフェを開設。雪室に貯蔵したコーヒーや果物を使ったスイーツを提供した。

 18日に会合を開き、取り組みは来年2月4日に始め、1カ月間、飲食店に雪室食材を使って開発してもらったメニューを提供することなどを決めた。消費者に味わってもらうことで認知度を高める一方、プロジェクトは食材の使い勝手や客の反応を調査し、今後に生かすことが狙い。

 提供する雪室食材としてバターナッツ南瓜(かぼちゃ)やジャガイモといった野菜やみそ、コメ、豚肉、日本酒、コーヒーなど計約30種を選んだ。現在、市内の飲食店8店舗が参加の意向を示しているほか、数店舗が検討中という。30日に試食会を開き、メニュー開発につなげる。

 プロジェクト代表の茶業「正香園」(糸魚川市)の松木成徹(よしゆき)社長は「雪室食材に対する飲食店の反応はいい。この機会に多くの人に食材に触れてもらうとともに、取り組みを通じメンバーも増やしたい」と話している。

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