福井県敦賀市内の大谷吉継ゆかりの地を巡るスタンプラリーが人気だ。７月２３日からスタートし、スタンプの台紙５千枚は２カ月ほどでなくなり増刷した。期間は残り１カ月ほどで、企画した市観光振興課の担当者は「吉継を知るなら外せないスポットばかり。敦賀湊の発展の礎を築いた吉継を感じながら敦賀を巡ってほしい」と市内外の参加を呼び掛けている。

　ラリーは敦賀城主大谷吉継をＰＲし、歴史ファンを呼び込む事業として企画。▽吉継とやりとりした書状が残る西福寺▽吉継が寄進したといわれる石灯籠などがある八幡神社▽毎年９月に吉継の供養祭が営まれる永賞寺―など６カ所を巡り、このうち五つ以上のスタンプを台紙に押してもらう。

　五つ以上集めた人全員に、吉継が描かれた関ケ原合戦図六曲中屏風（市立博物館所蔵）の一部を印刷したクリアファイルを贈呈するほか、抽選で敦賀の特産品か、大谷吉継のオリジナルグッズをそれぞれ１０人にプレゼントする。

　台紙は、みなとつるが山車会館と敦賀駅交流施設オルパーク内の敦賀観光案内所にある応募箱に、住所や名前、電話番号を記入して投函する。最初に印刷した分の台紙は９月末でなくなり、５千枚を増刷した。１１月１７日時点で２５０人の応募があったという。

　応募期間は１２月３１日まで。市観光振興課への郵送も受け付けている（当日消印有効）。問い合わせは同課＝電話０７７０（２２）８１２８。