プレミアムワインを紹介する村田さん

プレミアムワインを紹介する村田さん

長野県 伊那路

「山紫」のプレミアムワイン 伊那市と信大が特産化へ連携

信濃毎日新聞(2016年12月22日)

 伊那市と信州大農学部(上伊那郡南箕輪村)が連携して特産化を目指すヤマブドウワイン「山紫(やまむらさき)」で、製造に手間を掛けた「プレミアムワイン」が22日、発売される。欧州産の木製たるでの貯蔵を含め、約14カ月間熟成させた。ワインラベルのデザインには、市と交流する東京芸術大(東京)美術学部が協力した。

 市によると、ラベルデザインのコンセプトは「脈」。ヤマブドウの枝が血管を想起させ、地面から吸い上げたエネルギーをブドウの実に伝えている―と、デザイン制作者が抱いた感覚に由来するという。醸造を手掛けた「伊那ワイン工房」(伊那市美篶)の醸造責任者、村田純さん(55)は、「たるの香りものった赤ワインらしい香りに仕上がった」と胸を張る。

 フルボトル(720ミリリットル、税込み4千円)70本、ハーフボトル(375ミリリットル、同2300円)160本の限定出荷。アルコール度数は13度。第三セクター伊那市観光が運営する高遠さくらホテル(伊那市高遠町)などに置く予定で、限定販売のため売り切れる可能性があるという。問い合わせは同ホテル(電話0265・94・2200)へ。

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