絵付け作業に励む会員ら=金沢市の加賀友禅「毎田染画工芸」

絵付け作業に励む会員ら=金沢市の加賀友禅「毎田染画工芸」

石川県 金沢市周辺 特産

工房、春めく 金沢、加賀友禅の新作絵付け

北國新聞(2017年1月11日)

金沢市本多町3丁目の加賀友禅「毎田染画工芸」で、春の展示会に向けた新作の絵付け作業が進んでおり、あでやかな色彩が工房内に一足早く春めいた雰囲気を漂わせている。
 10日も、日本工芸会正会員の毎田健治さん(76)と長男の仁嗣さん(42)をはじめ、職人計15人が彩色作業に取り組んだ。毎田さんは、柔らかくぼかした紫の地にセンダンや木イチゴの図案を伸びやかに描き、仁嗣さんは爽やかな水色にキヅタなどをあしらった。

 今月下旬に京都で開催される展示会には、毎田さんと仁嗣さんが訪問着と色(いろ)紋(もん)付(つき)計3点を寄せる。毎田さんは「日々の生活に取り入れやすいデザインを心掛けている。時代に応じて常に新しいことに挑み、伝統を次代につなぎたい」と話した。

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