大野市南六呂師の六呂師高原スキーパークは21日、営業を開始した。降ったばかりの雪でゲレンデの状態は良好。親子連れら多くの人が訪れ、緩やかな傾斜を使って滑り方を練習したり、そり遊びを楽しんだりした。
ゲレンデは全長約300メートルで、平均斜度は7度。初心者の子どもたちは「足の形をハの字にして」「歩くときは横歩きで」などと親から教えられ、何度も挑戦するうちに上達していた。
100メートルと200メートルの2基の簡易リフトを運行。ロープに付いた持ち手を握ったり背中に当てて支えたりして上昇する仕組みで、中にはバランスを取るのに苦戦する子どももいた。そり専用ゲレンデもある。
何度もスキー経験がある同市有終西小5年の玉村佳久君は「結構簡単なコースで気持ちよかった」と満足げに話し、妹の沙和ちゃん(2)と一緒にそりゲレンデに向かっていった。
同パークは2012年に経営破綻したスキー場跡地に県が整備。大野市が指定管理者となっている。今後、学校など団体での利用にも期待している。
午前8時半~午後5時半(リフト運行は同4時半まで)。リフト1日券は中学生以上1500円、小学生以下千円。スキーやそりを有料で貸し出す。問い合わせは同パーク=電話0779(67)1066。