ダムの酒倉に地酒を蔵入れする河田会長(左)や堀内市長(右)ら=黒部市の宇奈月ダム

ダムの酒倉に地酒を蔵入れする河田会長(左)や堀内市長(右)ら=黒部市の宇奈月ダム

富山県 黒部・宇奈月・新川

宇奈月ダムで日本酒貯蔵 秋に蔵出し

北日本新聞(2017年3月4日)

 黒部市の宇奈月ダムを利用して酒を貯蔵する「ダム酒蔵」が3日オープンし、同ダムで蔵入れ式が行われた。宇奈月温泉自治振興会(河田稔会長)がダムを管理する国土交通省黒部河川事務所に提案し、実現した。同ダムを有効活用するとともに、地域の活性化につなげる。

 黒部河川事務所によると、ダムを使った酒蔵は、北陸地方整備局管内では新潟県の三国川(さぐりがわ)ダムに次いで2例目。

 酒蔵はダムの堤体上部からエレベーターで50メートル下りたところにある監査路を利用。年間を通して気温が11度前後に保たれる上に、湿度が60~90%あり、酒の貯蔵に適している。同事務所などによると、酒がまろやかになるという。一升瓶約120本分を置くスペースがある。

 蔵入れ式には地元住民や市の関係者ら約50人が出席。藤田士郎同事務所長と河田会長があいさつし、堀内康男市長が祝辞を述べた。河田会長や堀内市長、住民らは酒蔵に移動し、地酒など約60本を棚に置いた。

 貯蔵した酒は秋に蔵出しし、地域のイベントで住民や観光客らに振る舞うことなどを検討している。河田会長は「酒蔵を地域の活性化と観光振興に役立て、宇奈月の名物の一つにしていきたい」と話した。

 この日は昨年11月に試験的に貯蔵した日本酒を蔵出しして、総湯「湯めどころ宇奈月」で試飲会も開かれ、住民らが酒を味わった。高岡市出身のシンガー・ソングライターで利き酒師の島香織さんのライブもあった。

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