山川登美子の恋心を詠んだ短歌を紹介している企画展=福井県小浜市千種1丁目の山川登美子記念館

山川登美子の恋心を詠んだ短歌を紹介している企画展=福井県小浜市千種1丁目の山川登美子記念館

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歌人、山川登美子の恋歌紹介 ときめき、かなわぬ恋記す

福井新聞(2017年3月13日)

 福井県小浜市出身の女流歌人、山川登美子の恋の歌を紹介する企画展が、同市千種1丁目の山川登美子記念館で開かれている。心のときめきや、かなわぬ恋を嘆いた歌が掲載された資料など約30点が並ぶ。27日まで。

 登美子は1879(明治12)年に生まれ、上京し与謝野鉄幹が創刊した雑誌「明星」などに短歌を発表した。登美子は自身の意に反し、小浜藩士の血筋を引く山川駐七郎と結婚したとされる。

 企画展では、与謝野晶子らとの合同詩歌集「恋衣」の短歌を中心に紹介。「それとなく紅(あか)き花みな友にゆづりそむきて泣きて忘れ草つむ」は恋心を諦めて涙を流す姿を詠んだ。

 一方、「ふくませてその実のあぢをとひよりぬ葡萄(ぶどう)つむ手にありし君」は、異性がブドウを登美子の口に含ませる場面を描き、胸の高鳴りが表れている。

 このほか、登美子の生家に伝わる江戸時代中期のひな人形なども展示している。

 開館時間は午前9時から午後5時。火曜休館。観覧料は大人300円、高校・大学生200円。

 問い合わせは同館=電話0770(52)3221。

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