冬場の休業から再開し、おばちゃんとお客のにぎやかな会話が戻った七間朝市=18日、福井県大野市元町の七間通り

冬場の休業から再開し、おばちゃんとお客のにぎやかな会話が戻った七間朝市=18日、福井県大野市元町の七間通り

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通りに旬の野菜や花ずらり 大野、七間朝市が休業終え再開

福井新聞(2017年3月19日)

 福井県大野市で400年以上続く「七間朝市」が18日、冬場の休業を終えて再開した。石畳の七間通りには新鮮な野菜や切り花などの店がずらり。早速大勢のお客が訪れ、出店者の"おばちゃん"との再会を喜んでいた。

 七間朝市は例年、春分の日から大みそかまで毎日出店し、冬期間は雪のため休業している。今年は18日に市内で始まった「大野・勝山・永平寺魅力満開フェア」に合わせて朝市開きを前倒しした。

 おばちゃんたちは午前6時ごろから集まり始めた。25人ほどが採れたてのフキノトウや水菜、葉ワサビなどの野菜、色とりどりの花、総菜などを並べた。あちこちで「去年はようお世話になったの」「いい天気で良かった」など、大野の城下町に弾んだ声が響いていた。

 1年間の無病息災や商売繁盛を願った神事や振る舞い酒、陽明中吹奏楽部の演奏などもあり、通りを盛り上げた。

 七間朝市出荷組合の牧野千代美組合長(61)は「この日を心待ちにしていた。しばらく見ていないお客さんに会えて、おばちゃんたちもうれしそう」と目を細めていた。

 この日は冬季休館していた越前大野城と、市民有志らでつくる「越前こぶし組」の人力車運行も再開した。朝市は毎日午前7時ごろから同11時ごろまで。

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