モーターファンの前で1台ずつスタートするラリーカー=昨年10月、福井県勝山市のスキージャム勝山

モーターファンの前で1台ずつスタートするラリーカー=昨年10月、福井県勝山市のスキージャム勝山

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恐竜のまちで迫力ラリー観戦 6月4日、85台参戦

福井新聞(2017年5月20日)

 ラリーカーが福井県の勝山市街地にやってくる―。アマチュアレーサーがタイムを競うモータースポーツ「トヨタGAZOO(ガズー)レーシング ラリーチャレンジin恐竜勝山」が6月4日、同市のスキージャム勝山と周辺林道で昨秋に続き開催される。今回初めて市街地まで車が下り、1台ずつファンの前でスタートするほか、林道の競技コースにも観戦ポイントを設置、より間近で迫力あるラリーカーを見ることができる。

 モータースポーツの面白さを広めようと市が昨年10月初めて誘致。全国から約7300人のファンが来場した。紅葉から今回は新緑の季節に舞台を移し開催する。

 ラリーチャレンジは国内B級ライセンス所持者が参戦するタイムアタックレース。全国を転戦し、勝山は全12戦の第4戦目となる。ドライバー2人1組でチームをつくり、昨年よりも10台多い85台が参戦予定。車種や排気量によってクラス別に競う。

 コースは昨年と同じ法恩寺山有料道路から分岐した同スキー場まで続く林道とジャム駐車場。1・8~3キロの高低差がある区間と、路面上のパイロンをぬって走る「ジムカーナ」の計6コースの合計タイムで順位を決める。林道コースは、カーブが連続するテクニカルなコース設計でドライバーの腕が試される。

 競技は午前10時開始。タイムアタックを行った後いったん市街地に下り、同11時ごろから市役所前で1分ごとに再スタート。市内の一般道をゆっくり走行し競技会場に戻るため、沿道からラリーカーの姿を見ることができる。

 また昨年はレースを行う林道での観戦はできなかったが、観戦ポイントを新たに設置。曲がりくねった道を駆け抜けるラリーの醍醐味(だいごみ)を近くで見ることができる。

 ジャム会場では、県内トヨタ6販社による体験型イベントも開催。モニターを見ながら疑似レースが味わえるシミュレーターやカートの乗車体験ができる。

 福井県の食の魅力を丼でアピールする「福丼県」イベントも開かれ、県内人気店が集結する。

 ラリー開催日は法恩寺山有料道路は無料になる。問い合わせは市観光政策課=電話0779(88)8117。

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