高松宮記念杯第7回全日本社会人ハンドボール選手権最終日(21日・福井県営体育館)女子の決勝リーグ最終戦で北國銀行が三重バイオレットアイリスに25―17で快勝し、3戦全勝で4年連続5度目の優勝を果たした。MVPには、好セーブを続けたGK寺田三友紀が選ばれた。
前日まで2勝の北國銀行は1勝1引き分けで優勝に望みをつないだ三重バイオレットアイリスを寄せ付けなかった。
前半で8点の大量リードを奪い、主力を温存した後半こそ8―8だったが、力の差は大きく、日本リーグ、国体、日本選手権を合わせた2シーズンぶりの4冠へ期待を膨らませた。
河田知美が7得点、佐々木春乃が5得点、八十島智美が4得点を挙げ、果敢にシュートを決めた佐々木が最優秀新人賞を獲得した。
ベストセブンには、横嶋彩と河田が選ばれ、優秀監督賞を受賞した荷川取義浩監督は「勝因はディフェンス。寺田を中心に全員がしっかり守ってくれた。これからも勝ち続ける」と春の陣を満足そうに振り返った。