コシアブラのジェラートを勧める石川英理香さん=阿賀町平堀

コシアブラのジェラートを勧める石川英理香さん=阿賀町平堀

新潟県 新発田・月岡・阿賀野 スイーツ

阿賀の味 山菜・果物や発酵食品 アイス、ジェラートに

新潟日報(2017年5月25日)

 本格的な夏を前に阿賀町で地元の果物や山菜、糀(こうじ)などを原料にしたジェラートやアイスを売り物にする店が相次ぎお目見えした。町民が5月上旬にジェラート店をオープンし、地域おこし協力隊の店でも販売を開始。各店は豊かな自然の恵みと、町で盛んな発酵食品の魅力を発信しようと張り切っている。

 国道49号沿いの野菜直売所の隣にできたジェラート店は「Refeli(れふぇり)」(阿賀町平堀)。直売所で働いていた石川英理香さん(38)=同町東山=が「地元産のおいしい野菜を手軽に楽しむ場を作りたい」と考え、約5年前から準備を進めてきた。

 ショーケースには10種類前後の商品が並び、旬の素材を扱う。中でも目を引くのが、今が盛りの山菜のコシアブラや葉ワサビ。コシアブラはハーブのような味わいで、粒々を残した薄緑色が涼感を演出している。

 地元で盛んな発酵食品にも着目した。酒造会社の酒かすを使った「甘酒」や、糀販売店の「塩糀」を定番メニューに据える。家の田んぼで作る上川産コシヒカリでも新商品ができないか試している段階だという。

 石川さんは「夏は野菜、秋は果物をいっぱい使える。阿賀町を盛り上げる役割を担っていきたい」と意気込む。ジェラートはシングルのカップで300円、コーン330円。営業時間は午前10時から午後5時まで。水曜日定休。0254(92)7711。

 一方、地域おこし協力隊が営むパン・菓子店「奥阿賀グロッサリーコンビリー」(阿賀町津川)でも、アイスとシャーベットの計4種類の販売を始めた。

 上川産の完熟ラズベリーを使い、香り豊かで色鮮やかなシャーベットに仕上げた。アイスは八ツ田地区の「ブラックベリー」、九島観光栗園のクリを渋皮煮にした「クリ」、五泉市の赤卵を使った「バニラ」の3種類をそろえた。各120ミリリットルで1個250~350円。10個入りのギフトセット(送料込みで4536円)もある。営業時間は金曜から月曜の午前10時~午後5時。問い合わせは0254(92)7100。

今月のお得な国内ツアー びゅう

新発田・月岡・阿賀野 ニュース

新発田・月岡・阿賀野
イベント

新発田・月岡・阿賀野
スポット