若冲の「象図」をはじめ百花繚乱の展示に見入る来場者=金沢21世紀美術館

若冲の「象図」をはじめ百花繚乱の展示に見入る来場者=金沢21世紀美術館

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江戸絵画の真髄展、2万人を突破 21世紀美術館、会期あと1週間

北國新聞(2017年8月20日)

 金沢21世紀美術館で26日まで開催中の東京富士美術館所蔵「江戸絵画の真髄(しんずい)展」(北國新聞社、一般財団法人石川県芸術文化協会主催)は19日、来場者数が2万人を突破した。会期が残り1週間となる中、北陸初公開の伊藤若冲(じゃくちゅう)「象図(ぞうず)」をはじめ、近年ブームが続く江戸絵画を間近に鑑賞しようと、県内外から家族連れや観光客が足を運んだ。
 2万人目となった白山市森島町の上田春美さん(71)には、「象図」をあしらった関連グッズや菓子などの記念品が贈られた。
 絵手紙が趣味という上田さんは、「象図」を絵手紙の元祖に見立てた19日付の本紙朝刊「時鐘」を読み、夫の由雄さん(75)と連れ立って鑑賞に訪れた。上田さんは「画面からはみ出す『象図』の大胆な構図は確かに絵手紙に通じる面白さがあった。金箔(きんぱく)をふんだんに使った屏風(びょうぶ)も見応えがあった」と感激した。
 狩野(かのう)派(は)、土佐派、琳派(りんぱ)をはじめ、若冲、曾我蕭白(そがしょうはく)ら奇想派、円山応挙(まるやまおうきょ)、長澤(ながさわ)蘆(ろ)雪(せつ)ら円山派、池大雅(いけのたいが)、渡辺崋山(かざん)ら文人画の名品がそろった。加賀藩のお抱え絵師として活躍した俵屋宗雪(たわらやそうせつ)、金沢城二の丸御殿の障壁画も手掛けた虎の名絵師、岸(がん)駒(く)ら地元ゆかりの作家も加わり、まさに百花繚乱(りょうらん)の展示となっている。入場料は一般1200円、中高生1千円、小学生800円。

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