今季初入荷した「若狭マツタケ」=福井県おおい町名田庄三重

今季初入荷した「若狭マツタケ」=福井県おおい町名田庄三重

福井県 敦賀・若狭 特産

若狭マツタケ香りしっかり 名田庄特産、出荷始まる

福井新聞(2017年10月9日)

 香り高い秋の味覚はいかが-。福井県おおい町名田庄地区特産のマツタケの収穫が本格化し、出荷が始まった。地区内で「若狭マツタケ」として販売されており、収穫者によると、今年は特に身の締まりが良いという。

 30年以上マツタケを収穫している同地区の男性によると、若狭マツタケは、国産の中でも高級とされる「丹波マツタケ」に匹敵する香りの強さと身の締まりが特徴という。

 同町名田庄三重のスーパー「カネイチ」では9月末から入荷が始まり、今月に入って本格化した。今夏は雨量が少なく収穫減が懸念されたが「台風などで雨量が増加したことが良かった」と田中俊弘店長。「最近は寒暖差もあるので、より締まりが良くなっている」と話している。

 田中店長が地元産マツタケの取引を始めたのは15年ほど前。それまでは良く採れたというが、害虫の影響で収穫量が減り、希少価値が高まった。今では同町名田庄地区内の収穫場所も限定されている。

 入荷した中には長さ約15センチの大物もあり、贈答用に注文する常連客や、京都の料亭などから既に予約が入っているという。

 田中店長によると、鮮度が良いので焼きマツタケなどにして食べるのがおすすめとのこと。「香りの良い、素材そのままを味わって」と話している。

 ピークは今月中旬から下旬で、収穫量は昨年並みの計20キロほどを見込んでいる。問い合わせはカネイチ=電話0770(67)2220。

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