プレオープンしたにぎわい創出広場で開かれた「いといがわ復興マルシェ」=18日、糸魚川市大町2

プレオープンしたにぎわい創出広場で開かれた「いといがわ復興マルシェ」=18日、糸魚川市大町2

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糸魚川「にぎわい広場」プレオープン マルシェ笑顔花咲く

新潟日報(2017年11月20日)

 昨年12月の糸魚川大火で被災した糸魚川市大町2に18日、広場と出店スペースが一体になった「にぎわい創出広場」がプレオープンした。この日は「いといがわ復興マルシェ」が開かれ、飲食など47団体が出店。雨にもかかわらず、大勢の人でにぎわった。

 広場は市の「駅北復興まちづくり計画」に盛り込まれ、約1200平方メートル。本整備は2018年度末までに終えるが、仮設段階から毎月のイベント開催を目指し、被災地を盛り上げる。

 マルシェは地元経済団体などでつくる実行委員会が主催。オープニングセレモニーで米田徹市長は「商店街と商工会議所、市民などと一体になってにぎわいをつくりたい」とあいさつした。実行委員長の黒石孝・糸魚川信用組合理事長は「大火から1年以内に開きたいとの思いで計画してきた。ゆっくり楽しんでください」と呼び掛けた。

 午前10時の開場と同時に各店に行列ができ、客はお目当ての店で買い物や飲食を楽しんだ。大火で焼失し、仮店舗で営業中の重寿(しげず)しも出店し、店員の藤野響さん(18)は「この地域は常連も多く、再建へ向けて励みになる」と意気込んだ。

 大町区長の斎藤伸一さん(67)は「被災した人もしなかった人も、一緒に集まりにぎわう機会になってよかった」と笑顔を見せた。

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