射水市沖塚原(新湊)の「いみずいちご工房」で冬場のイチゴの収穫が最盛期を迎えている。11日の県内は大雪となったが、ハウスの中はイチゴが真っ赤に実り、春のような雰囲気が漂った。
冬場のイチゴ栽培は気温の低い県内ではコストがかかるが、寒さの中でゆっくり育つため糖度が高くなる。同工房はハウス5棟で「紅ほっぺ」「かおり野」の2品種約8500株を栽培。スタッフが完熟した大粒の実を丁寧に収穫していた。
農場長の石黒好美さん(61)は「完熟した甘いイチゴをぜひ味わってください」と話していた。イチゴは、JAいみず野直売所「菜っちゃん新湊店」や県内の菓子店、スーパーなどに出荷している。