かほく市大海(おおみ)小3年生14人は24日、地元に伝わる「大海みそ」の仕込み作業を同校で体験した。ふるさと教育の一環で毎年実施しており、今回は初めて、交流校である岡山市蛍明(けいめい)小とインターネット中継し、かほくの特産をアピールした。
両校は、学校周辺の地理環境や児童数の規模が似ていることから、蛍明小の呼び掛けで3年前から交流を続けている。これまでは、かほくの紋平柿や岡山のメロンといった互いの特産を贈り合ってきた。今回は大海みそを岡山の児童にも知ってもらう良い機会として、中継することにした。
仕込み作業では、みそ造りのために児童が栽培、収穫した大豆8キロを使い、兄弟で大海みそを生産する瀬戸町の髙﨑武義さん(79)、政勝さん(74)が指導した。児童はせいろで蒸した大豆を台の上で冷ました後、機械でつぶし、手で塩やこうじと混ぜ合わせた。