プチマルシェでも扱うキーホルダーなどの前でチラシを手にPRする筒井さん

プチマルシェでも扱うキーホルダーなどの前でチラシを手にPRする筒井さん

長野県 伊那路 祭り・催し

天竜峡、クラフト定期市 飯田で従来の「マルシェ」に加え

信濃毎日新聞(2018年2月7日)

 飯田下伊那地方の工芸家らが集まるクラフト市「天龍峡プチマルシェ」が、毎月第2土曜・日曜日に飯田市川路の日帰り温泉施設「天龍峡温泉交流館ご湯っくり」で開かれている。市の名勝・天竜峡では毎秋、出店数が80を超える「天龍峡マルシェ」を開いていたが、昨年は台風の影響で中止に。観光客が定期的に足を運びたいと思えるような観光地にしようと、市内の有志でつくる実行委員会が、小規模なプチマルシェの開催を企画した。

 プチマルシェでは、10人ほどの作家らが出店。水引細工やアクセサリー、和小物、真空管ラジオなどが並ぶ。地元のリンゴ農家によるジュースの販売もある。昨年12月に初めて開催。主に入湯客向けに温泉施設の一角で試験的に行っているが、今後は少しずつ場所を広げ、出店数を増やしていきたい考えだ。

 実行委員長を務めるのは飯田市上郷飯沼の自営業筒井康之さん(64)。筒井さんにとって天竜峡は、知人が遊びに来たら必ず連れて行く場所。かつては天竜川を下る遊覧船が近くを通ると爆竹が鳴り、土産物店からは竜峡音頭が流れたが、現在、そのにぎわいはなくなっている。近くにJR飯田線の駅や三遠南信道のインターチェンジがある好立地だけに「このままではもったいない」と筒井さん。地元の人たちを巻き込んでマルシェを開くことにした。

 筒井さんによると、これまでのプチマルシェでは、訪れた観光客は少ないものの、地元の品を珍しがって購入していった。マルシェに加え、プチマルシェを続けていくことで「徐々に天竜峡に活気が湧いてくるはず。地元の人をたくさん巻き込んで、地域に利益が落ちる仕組みにしたい」と意気込んでいる。

 次回は10、11日。午前10時〜午後4時。

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