錦戸さんがひげをそってもらうシーンで座った椅子に腰掛けて喜ぶファン=理容オオタ

錦戸さんがひげをそってもらうシーンで座った椅子に腰掛けて喜ぶファン=理容オオタ

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「羊の木」ロケ地巡りに70人 魚津

北日本新聞(2018年2月18日)

 魚津市を中心に撮影され現在公開中の映画「羊の木」のロケ地を巡る「移住体験・魚深まちめぐり」は17日、市内各地で行われた。県内各地や東京、大阪などから参加した約70人が映画の舞台となった場所を訪ねながら、魚津の魅力に触れた。

 映画は元受刑者6人が港町「魚深(うおぶか)市」に移住し、地元住民の生活に溶け込もうとするヒューマンサスペンス。錦戸亮さんが演じる魚深市職員が元受刑者の受け入れに当たったストーリーに合わせ、ロケ地巡りは映画制作を支援した魚津市職員らが案内した。

 参加者はバス3台に分乗し、映画に登場する市役所やスタッフらが映画の成功を祈願した魚津神社(中央通り)などを訪問。カフェ・総菜店「魚津ご城下の台所 藤吉」(同)で、撮影時にキャストらが食べた料理を再現した昼食を味わった。

 元受刑者が働く理髪店として描かれた理容オオタ(真成寺町)では、店主の太田栄信さん(71)から撮影時の話を聞いた。錦戸さんが座った椅子に腰掛けた愛知県の女性(33)は「ファンなので本当にうれしい。ロケ地を訪ねると映画で描かれた世界のことをいろいろ想像できる」と喜び、東京都の女性(26)は「もう一度映画が見たくなった」と話した。海の駅蜃気楼(しんきろう)では映画に使われた守護神「のろろ」像の頭部を見学した。北日本新聞社主催。

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