子どもたちの対局を見守る渡辺棋王(右)と永瀬七段=北國新聞20階ホール

子どもたちの対局を見守る渡辺棋王(右)と永瀬七段=北國新聞20階ホール

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将棋人気、北陸も高く 金沢でジュニア棋王戦 渡辺棋王、永瀬七段が激励

北國新聞(2018年2月26日)

 第22回北陸ジュニア棋王戦(北國新聞社、日本将棋連盟石川県支部連合会主催)は25日、金沢市の北國新聞20階ホールで行われ、北陸三県の小、中、高校生が4部門で熱戦を展開した。過去最多150人が参加し、藤井聡太六段の活躍や羽生善治二冠の国民栄誉賞受賞で盛り上がる将棋人気の高さが示された。前日、第43期棋王戦で対局した渡辺明棋王と永瀬拓矢七段が会場を訪れ、ジュニア棋士を激励した。
 小学生の部は福井県永平寺町松岡小3年の間(とい)悠亜君、中学生の部は富山市岩瀬中2年の野原未蘭さん、高校生の部は羽咋高2年の藤田悠斗さんが優勝した。経験の浅い児童を対象にした小学生初心者の部は、富山市柳町小2年の日下克紀君が制した。
 開会式に登場した渡辺棋王は、サッカーの本田圭佑選手(星稜高OB)が「才能の差は多少あっても、同じ人間だから努力すれば超えられる」と言っていたことを紹介し「将棋は勉強すればするほどうまくなるので、継続して頑張ってほしい」とエールを送った。永瀬七段は「きょうの対局で負けても、次の対戦で勝てるかもしれない。勝ちたいという意識を持って日々努力することが大切だ」と話した。
 開会式後、渡辺棋王、永瀬七段、木村一基九段との握手会が開かれた。藤森哲也五段、室田伊緒女流二段、冨田誠也三段による指導対局も行われた。競技はハンディなしの総平手戦で、予選リーグと決勝トーナメントで戦った。

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