「打桶」を使って海水をまく角花さん=珠洲市清水町

「打桶」を使って海水をまく角花さん=珠洲市清水町

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揚浜式の塩作り始まる 珠洲・角花さん、勢いよく海水まく

北國新聞(2018年4月22日)

 国の重要無形民俗文化財「能登の揚浜式(あげはましき)製塩の技術」を継承する、珠洲市清水町の角花豊さん(70)の塩田で21日、今年の塩作り作業が始まった。快晴の空の下、角花さんが勢いよく「打桶(おちょけ)」を振るい、塩田全体に行き届くように海水をまいた。
 角花家では家族3人が塩づくりに携わっており、長男洋さん(43)と洋さんの妻祐子さん(43)も手伝った。角花さんの塩田は、3年前に放映されたNHK連続テレビ小説「まれ」のロケ地になっており、移動中に車を止めて作業に見入る観光客の姿も見られた。
 塩田にまいた海水は一晩乾燥させ、翌日、塩分が付着した砂を集める。砂を海水と混ぜて塩分濃度が高い「かん水」とし、釜で煮詰めると、まろやかさが特徴の天然塩が出来上がる。
 洋さんによると、角花家は10月上旬まで、晴れの日を中心に100日ほど塩作りに励む。県内外から注文が舞い込んでいるが、人気のため在庫が無く、出荷は5月下旬~6月上旬ごろになるという。
 角花さんは「この仕事は天候次第。先代から受け継いだ伝統を生かして良質な塩を作りたい」と話した。

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