スコップで田んぼの土をならす棚田学校に参加した親子ら=22日、上越市

スコップで田んぼの土をならす棚田学校に参加した親子ら=22日、上越市

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上越・中ノ俣 棚田学校スタート 児童ら田植えの準備作業

新潟日報(2018年4月23日)

 棚田での米作りを通して里山の文化に触れる毎年恒例の「棚田学校」が22日、上越市中ノ俣で始まった。参加した家族連れらが、泥だらけになりながら農作業に汗を流した。

 耕作放棄地を活用しようと、上越市のNPO法人「かみえちご山里ファン倶楽部(くらぶ)」が、2004年から毎年行っている。参加者は1アール単位で田んぼを借りることができる。

 22日は県内外から10組の家族やグループが参加。田植えを前に、田んぼを整える作業に取り組んだ。地元農家からアドバイスを受け、崩れたあぜを直したり、ヘビなどが空けた穴をふさいだりした。その後、スコップを使い、田んぼが平らになるようにならした。

 家族5人で参加した上越市下源入の小学4年の女子児童(9)は「カエルやミミズを捕まえるのが楽しかった」と笑顔。双子の兄の男子児童(9)は「泥が重くて、ならす作業は大変だった」と話した。

 かみえちご山里ファン倶楽部は棚田学校の参加者を募集している。問い合わせは同法人、025(541)2602。

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