第67回金沢百万石まつり最終日の3日、金沢城公園など金沢市内各地で催しが開催され、市民や観光客らで最後までにぎわった。藩政期の祝祭を同公園で再現した「加賀百万石『盆正月』」(北國新聞社後援)では、南砺市の五箇山塩(えん)硝(しょう)鉄砲隊など5地域の鉄砲隊による火縄銃演武が昨年に続いて披露され、戦国時代の戦場を思わせるごう音と白煙が、来場者を驚かせた。
金沢城公園新丸広場での午前の演武に登場した五箇山塩硝鉄砲隊は、演武を指導する堺鉄砲研究会(大阪)主宰の澤田平さんの号令で、陣羽織姿のメンバー6人が火縄銃を発射した。信州真田鉄砲隊(長野)、大阪城高山右近鉄砲隊(大阪)とともに、一斉発射やつるべ打ち、三段撃ちも繰り出した。午後は前田利家鉄砲隊(愛知)、高島秋帆鉄砲隊(東京)が登場した。