酒蔵や酒店の若手と画家が連携して発売した日本酒ブランド「On The Table」

酒蔵や酒店の若手と画家が連携して発売した日本酒ブランド「On The Table」

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新潟県内蔵元や酒店 新ブランド設立 微発泡3商品発売

新潟日報(2019年8月15日)

 新潟県内の3酒蔵や酒店でつくるプロジェクトチームが、日本酒の新ブランド「On The Table(オン・ザ・テーブル)」を立ち上げ、3商品を発売した。微発泡で新感覚の味わいを提案。食卓に置いてさまざまな料理との組み合わせを楽しんでもらえるよう、あえてラベルは文字のない抽象的なデザインとした。

 ブランドをスタートさせたのは、新潟亀田わたご酒店(新潟市江南区)と、頚城酒造(上越市)、竹田酒造店(同)、千代の光酒造(妙高市)の若手蔵元、富山県在住の画家・青木隆太氏が参加する「On The Table実行委員会」。国内の清酒出荷量が減少する中、現代の食シーンに合った日本酒を開発し、新たな客層の開拓を目指す。

 青木氏が3種類のラベルデザインを手掛けた。酒蔵別に「雪解け」(千代の光酒造)、「潤い」(竹田酒造店)、「実り」(頚城酒造)と名付け、純米酒規格の生酒を詰めた。いずれも発酵の際に生まれる天然の炭酸ガスを含み、微発泡とフレッシュさを基調とした。酒蔵ごとに味わいやアルコール度数も異なり、それぞれの違いや料理との組み合わせを試してもらう。

 720ミリリットル入りで1本2千円(税別)。販売しているわたご酒店の寺田和広実行委員長は「銘柄や精米歩合など文字の情報を入れず、先入観なく味わってもらいたい。炭酸が抜けても味がまとまるので、家で飲みきってもらえる」と話した。問い合わせは同店、025(382)5777。

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