金沢ジャズストリート2019(同実行委主催、北國新聞社など共催)は2日目の15日、「ジュニアジャズフェスティバル」が催され、全国の小中高校生バンドが若さあふれるスイングで聴衆を魅了した。世界で活躍する作曲家の挾間美帆さんや、先進的な音色を紡ぐ日欧のバンドによる特別コンサートもあり、躍動的なリズムが響く金沢市中心部の熱気を高めた。
ジュニアバンドの祭典は今年で3年目を迎え、会場の市役所庁舎前広場には過去最多となる1府4県の9組が集った。今春発足した初心者バンド「金沢子どもジャズプロジェクト」の29人は初舞台を踏み、2曲で練習の成果を示した。トランペット担当の永嶋奏名(かなめ)君(8)は「上手に吹けて晴れ晴れしい。チームに入ってジャズを続けたい」と声を弾ませた。
県内からはキッズ・ジャズ・バンドBASIC、金沢商高吹奏楽部、金沢ジュニア・ジャズ・オーケストラ「JAZZ―21」、鶴来高ジャズバンド部「ニュークレイン・オーケストラ」も出演し、軽快な音色を響かせて会場を盛り上げた。