新店舗が出店する見込みとなった総持寺通り=輪島市門前町

新店舗が出店する見込みとなった総持寺通り=輪島市門前町

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輪島総持寺通り 空き店舗に2店新規出店

北國新聞(2020年5月23日)

 輪島市門前町の総持寺通り商店街の空き店舗に2店舗が来年4月までに出店する見通しとなった。少子高齢化などを背景に空き店舗が目立つ商店街に新規出店するのは約5年ぶり。来年に曹洞(そうとう)宗大本山總持寺祖院で行われる總持寺開創700年記念事業を控え、地元関係者は新たな出店でにぎわいが増えることを喜ぶとともに、さらに空き店舗の解消を図り、節目を盛り上げようと張り切っている。
 出店するのは土産物店と飲食店。いずれも木造2階建て空き店舗の1階部分で、輪島市内の住民が家主と賃貸契約を結び、總持寺の魅力を伝えるクッキーなどを販売する土産店と、飲食店を計画している。
 総持寺通り商店街は總持寺祖院の門前町として栄えたが、2007年3月の能登半島地震で甚大な被害を受け、その後も少子高齢化や後継者不足などを理由に店が次々と減少した。1965年に55店あった商店は約30店まで減った。飲食店は5軒程度で、土産物店はなく、空き店舗が目立つ。
 このため、総持寺通り協同組合は總持寺開創700年記念事業を前に、空き店舗を解消して地域の活性化を図ろうと、昨年11月からテナントの募集を始めたところ、地元住民から2件の出店申し込みがあった。
 組合によると、記念事業では曹洞宗の檀信徒約350万人や拝観者が多く訪れると予想され、組合は引き続き残る空き店舗2棟で意欲ある新規出店者を募る。
 五十嵐義憲代表理事は「さみしくなった商店街を一緒に盛り上げ、全国から訪れる拝観者に楽しんでもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。

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