福井県美浜、若狭両町にまたがる有料道路レインボーラインが舞台の「若狭路レインボーマラソン」が3月14日、初めて開かれる。若狭路の豊かな自然を体感でき、累積標高千メートルを越える起伏に富んだコース。担当者は「普段は人が走れない自動車専用道路。雄大な景色を楽しみながら、気持ち良い風を全身で浴びてほしい」と話している。
昨春改修工事が終わったレインボーライン山頂公園のリニューアルオープンを記念し、三方五湖DMOが主催。北陸新幹線敦賀開業を前に、観光促進にもつなげたい考え。昨年も企画されたが新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け開催を見送った。
コースは2種類あり、上級者向けの山の神コース(21キロ)と経験者向けの虹コース(14キロ)を設定。美浜町笹田のレインボーライン笹田入り口を発着点に、虹コースは山頂、山の神コースは山頂を越え若狭町海山の料金所で折り返す。発着点から山頂までの高低差は約400メートルで、山頂公園と第1、第2駐車場をつなぐ1キロほどのトレイルコースも含まれている。山の神は3時間半、虹は2時間半以内の完走を目指してもらう。
三方五湖DMOの最高執行責任者で、大会長の田辺一彦さん(50)は「大自然の中で気持ちのよい汗を流し、充実した時間を過ごしてほしい。走った後は地元の食も楽しんでもらえれば」と話していた。
参加費は山の神コース7500円、虹コース6500円。中学生以上が対象。定員計600人で、2月14日までエントリーを受け付けており、定員に達し次第締め切る。問い合わせは同DMO=電話080(7851)6878。