埋蔵文化財や民具を展示する町歴史交流ステーション日なた

埋蔵文化財や民具を展示する町歴史交流ステーション日なた

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埋蔵文化財や民具展示 立山町歴史交流ステーション完成

北日本新聞(2021年3月25日)

 立山町が整備を進めてきた「町歴史交流ステーション日なた」が同町日中上野に完成し、24日に内覧会が開かれた。旧日中上野保育所を改修し、埋蔵文化財センターと郷土資料館の展示機能を持たせ、町の歴史に理解を深めることができる施設。農産物直売所を併設し、交流人口の拡大を目指す。4月1日にオープンする。

 2019年に廃止された同保育所は鉄筋コンクリート造平屋建て約430平方メートル。保育室などを展示スペース、調理室を農産物直売所に改修した。事業費8200万円。

 町文化情報発信ステーション(旧谷口小学校)内の郷土資料館と埋蔵文化財センターで保管・展示している歴史考古資料と民具のうち504点を移転させた。

 白岩尾掛遺跡から出土した県内最古の縄文土器「隆起線文系(りゅうきせんもんけい)土器」や、「郡司射水」の文字が入る辻遺跡出土の里正(りせい)木簡のパネルなど埋蔵文化財を時代ごとに展示。立山信仰や越中瀬戸焼の資料を並べたコーナーなども設けた。

 内覧会では舟橋貴之町長や町議、地元関係者が見て回った。

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