津幡町の能瀬川公園で10日、こいのぼりが早々に掲げられ、黒や赤、青色のこいが爽やかな春風の中を泳いだ。
住民から集めたこいのぼりは例年春開催の桜まつり(北國新聞社後援)で飾られる。祭りは新型コロナで2年連続の中止となったが、イベントを運営する観桜会長の山下智久さん(69)=同町能瀬=が「こいのぼりだけでも」と掲げた。
コロナ終息のほか、少子化問題の解決を願い、親や孫に見立てた大小二つのこいのぼりを設置した。山下さんは「自粛で閉じこもりがちだが、コイのような元気さを持ってほしい」と話した。18日ごろまで飾られる。
10日の石川県内は高気圧に覆われて晴れた。金沢地方気象台によると、11日も引き続き晴れ間が広がる。