オーストラリア大使館(東京)のトム・ウィルソン広報・文化担当参事官は6日、珠洲市で開催中の奥能登国際芸術祭2020+(プラス)(北國新聞社特別協力)を視察し、日豪両国の文化交流に期待を示した。
ウィルソン氏は同市正院町正院の旧喫茶アンアンを訪れ、オーストラリアの芸術家クレア・ヒーリーさんとショーン・コーデイロさんが漫画の古雑誌を素材に制作した満月のオブジェを鑑賞した。新型コロナで海外作家は来日できず、リモートで制作した。
15カ所を巡ったウィルソン氏は苦心しながら開催にこぎ着けた地元に謝意を示し「文化交流、人と人との交流は大事。芸術祭は大きな力になる」と語った。広報文化部・豪日交流基金事務局の徳仁美ディレクターが同行した。