カブに塩サバを挟んでたるに漬け、かぶらずしを作る参加者=JAなんと愛菜ふれあい館

カブに塩サバを挟んでたるに漬け、かぶらずしを作る参加者=JAなんと愛菜ふれあい館

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かぶらずし完成楽しみ、城端・蓑谷 50人が漬け込み体験

北日本新聞(2014年12月14日)

 かぶらずし作りの体験会が13日、南砺市蓑谷(城端)のJAなんと愛菜ふれあい館で開かれ、県内外から参加した50人がカブに塩サバを挟み、たるに漬け込んだ。参加者は出来上がりを楽しみにしながらたるを持ち帰った。

 体験会は地元の「ふる里の味加工組合」(藤沢あや子組合長)とJAなんとが特産のかぶらずしをPRしようと南砺市観光協会の協力で毎年開いている。リピーターも多く人気があり、ことしは11月下旬からこの日まで計4回行い、100人以上が参加した。

 ふる里の味加工組合の女性3人が指導した。参加者はカブの切り方を学んだ後、同組合であらかじめ塩漬けされたカブに塩サバを挟み、ニンジンやタカノツメ、こうじと一緒にたるに敷き詰めていった。1人でカブ2キロ、こうじ1キロ分を漬け込んだ。5日ほど発酵させると食べ頃になる。

 妻や地元の友人と毎年参加する小矢部市石動町の示野喜悦さん(59)は「カブもこうじも良い物を使っているので、あくがないまろやかな味に仕上がる。体験会に参加しないと正月を迎えられない感じ」と笑顔を見せていた。

 漬け込み作業に先立ち、近くの農事組合法人・鉢伏農産の畑で土産用の大カブと赤カブの収穫も楽しんだ。

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