豊作を願い初午を披露する子どもたち=南砺市利賀村

豊作を願い初午を披露する子どもたち=南砺市利賀村

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豊作願い初午 利賀

北日本新聞(2015年1月13日)

 南砺市利賀村上村(うえむら)集落で約200年間受け継がれてきた国選択・県指定無形民俗文化財「初午(はつうま)」が12日行われた。村内外の小中学生6人が民家などを回り、豊作を祈って「午(うま)の舞」と「俵(ひょう)ころがし」を披露した。

 初午は集落の小学生だけで受け継がれてきたが、少子化のため昨年は村内外の小中学生を加えた。今回も協力を呼び掛け、存続にこぎ着けた。

 約2メートルの積雪の中、集落の小学生3人と村内の中学生2人、市外の小学生1人が25軒を回った。神主役の児童の祝詞に続いて「乗り込んだ、乗り込んだ、お午が乗り込んだ-」の歌が響き、太鼓に合わせて午役の2人がわら製の頭と尾を振って前後に動いた。

 福を招くことを願う「俵ころがし」では「一つ転がしゃ一千貫の俵」など縁起の良い掛け声に合わせ、中学生が米俵を転がし、重そうなしぐさで手繰り寄せて「福之神」と書かれたお札を投げた。

 初午は、村の主産業だった養蚕の繁栄と豊作、家内安全を祈るため江戸後期に始まったとされる。来年は、今回加わった中学生2人が3年生となるため参加できるか分からず、住民は存続のため「一人二役」などを検討している。

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