4月25日に高岡市守山町にオープンする高岡御車山(みくるまやま)会館の地元住民向け見学会が21日、行われた。約70人が伝統文化を発信する拠点の完成を心待ちにし、県内外からの大勢の来館者を期待した。
高岡御車山会館は市が守山町と利屋町にまたがるエリアに整備。工事はほぼ完了し、現在は展示物の搬入作業が進んでいる。見学会は両町の自治会を対象に実施。住民は山車(やま)の実物を展示する予定の大型ガラスケースを確認したり、高岡御車山祭を紹介する約15分のシアターを見たりした。からくり人形の操作やお囃子(はやし)の楽器をゲーム形式で演奏する体験コーナーもあり、子どもたちの関心を集めていた。
守山町自治会の鍛冶友明さん(38)は6歳と3歳の子どもと訪れ、「分かりやすく御車山のことが学べる。北陸新幹線開業をきっかけに、県外から多くの人を高岡に呼び込みたい」と話した。