「文久の大行燈」の骨組みに和紙を貼る参加者ら=福野西部地区防雪センター

「文久の大行燈」の骨組みに和紙を貼る参加者ら=福野西部地区防雪センター

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福野夜高祭「文久の大行燈」作り体験 群馬からツアー

北日本新聞(2015年3月30日)

 南砺市と群馬県の有志によって企画された群馬から南砺市への小規模体験型ツアー参加者が29日、同市柴田屋(福野)の福野西部地区防雪センターで、福野夜高祭前夜祭の呼び物となる「文久(ぶんきゅう)の大行燈(あんどん)」の製作を体験し、伝統文化の魅力に触れた。有志同士の結び付きから南砺ファンを増やし、交流人口拡大を目指す。

 「文久の大行燈」は高さ約15メートルで、南砺市福野地域中心部で今も受け継がれる大行燈の2倍余り。電柱がない時代に作られていた規模のものを再現し、毎年4月30日の夜高祭前夜祭で披露している。

 今回のツアーは、同市大塚(福光)の佐々木寺社建築代表、佐々木利幸さん(46)らとの交流を通じ、南砺の風土、多彩な文化、伝統工芸に魅力を感じている群馬県沼田市の木工・漆職人、吉澤良一さん(51)、同県などで地域おこしのコンサルタントとして活動する本木陽一さん(45)らが企画。吉澤さんの工房利用者らに参加を呼び掛けて、実施した。

 ツアーを受け入れた南砺市福野(御蔵町)の河合陽介さん(35)が、見るだけでなく体験することによって、南砺の文化の奥深さを知ってもらおうと、行燈作りをスケジュールに盛り込んだ。

 作業に参加したのは20~30代の女性4人。最上部の飾りとなる風神の部材(長さ約6メートル)の骨組みに和紙を貼り付けた。参加者の1人、一山水希さん(27)=同県高崎市=は「作業を通じて住民と接することができ、貴重な体験になった」と話した。

 河合さんは「それぞれの参加者から友人らに南砺の魅力を伝えてもらい、少しずつでも新たな交流につながればいい」と願っていた。

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