小海線全通80周年を記念して作った同線のジオラマ

小海線全通80周年を記念して作った同線のジオラマ

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小海線沿線、ジオラマ準備 佐久のカメラ店、80周年祝い

信濃毎日新聞(2015年6月10日)

 JR小海線の全通80周年(今年11月)に合わせて、佐久市の中込商店街の「中込カメラ」が、ショーウインドーを小海線沿線の模型を配したジオラマで飾ろうと、準備を進めている。行政やJRだけでなく、住民も80周年を盛り上げたい―と企画。9日は模型の線路を敷き、模型の車両を試走させた。

 ジオラマを走行する車両は現在走っている「キハ110系」や、かつて走っていた蒸気機関車C56。沿線には佐久市の観光名所を並べた。例えば、ぴんころ地蔵(原)や宇宙ロケット型展望台のコスモタワー(勝間)、重要文化財の旧中込学校(中込)などがある。

 ジオラマは同店スタッフの樫山かほりさん(48)の手作り。発泡スチロールなどを素材にして着色し、3週間ほどかけて用意した。今後はさらに施設を増やし、背景に30年ほど前の中込駅や商店街の写真を飾って完成させる予定。冬ごろまで展示し、季節に合わせて装飾も変えるという。

 店長の高橋修悦さん(57)は80周年に合わせ、1年ほど前から小海線の撮影に取り組み、来店者にも撮影ポイントなどを指導している。自身の撮影枚数は約5万枚に上ったといい、店内には季節の小海線の姿を撮影した写真などが飾られている。

 高橋さんは「高校生や観光客の足になるなど、地域は小海線のお世話になっている。これからも盛り上げたい」と意気込んでいる。

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