南牧村の野辺山高原などを回る観光客向け無料バス「くるり野辺山」が27日、今年の運行をスタートする。昨年6カ所だった停留所は、八ケ岳などを見渡せる「八ケ岳大自然郷碑前」と板橋地区の農道にある「ヤマナシの木」の2カ所を加えて計8カ所に。11月24日までの土日祝日を中心に、観光客に村内の見どころを回ってもらう。
バスはJR野辺山駅発着で、国立天文台野辺山宇宙電波観測所や村農畜産物直売所、獅子の形をした「しし岩」などを巡る。1周の所要時間は約2時間。1日4便で午前8時半~午後5時19分に運行する。今月下旬からの大型連休や8月は全日運行する。
新しく加わった停留所の八ケ岳大自然郷碑前からは、雄大な八ケ岳の景色を見ることができる。近くには高さ5メートルの八ケ岳展望櫓(やぐら)もあり、登ることができる。ヤマナシの木は高さ10メートルほどあり、5月には白い花を咲かせ、地元では昔から親しまれている。
乗客の定員は14人。詳しい運行日は村のホームページで確認できる。問い合わせは村総務課(電話0267・96・2211)へ。