マイクを手にした村田館長(中央左)の解説を聞きながら超絶技巧の工芸品に見入る来場者=県水墨美術館

マイクを手にした村田館長(中央左)の解説を聞きながら超絶技巧の工芸品に見入る来場者=県水墨美術館

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超絶技巧に驚き 「明治工芸の粋」展が開幕

北日本新聞(2015年6月27日)

 海外のコレクターを驚嘆させた逸品をそろえた企画展「超絶技巧! 明治工芸の粋」が26日、県水墨美術館で開幕し、匠の技による精密で華麗な金工作品や象牙を彫った牙彫(げちょう)などがそろい、来場者の目を引いている。8月16日まで。チューリップテレビと同美術館でつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。

 明治工芸の収集では、世界随一とも評される京都・清水三年坂美術館の村田理如(まさゆき)館長のコレクションから160点を厳選。皮付きタケノコを本物と見まがうほど細密に再現した安藤緑山(ろくざん)の牙彫「竹の子、梅」や、古い瓦に見えて、実は鉄を打ち出して作った正阿弥勝義の金工「古瓦鳩香炉」など、技と粋を凝らした約160点が並ぶ。

 村田館長の解説もあり、ナスやパイナップルを本物そっくりに仕上げた安藤緑山の牙彫の前では「緑山の作品は、四十五、六点しか残っておらず、リアルな着色技法などは、いまだに謎になっている」と説明。来場者はガラスケースに顔を擦りつけるようにして、作品に見入った。

 開会式では石井知事、山下清胤(きよつぐ)チューリップテレビ社長が「技術的にも芸術的にも最高水準の作品を味わっていただきたい」とあいさつ。村田館長、柳原正樹県水墨美術館長、斉藤北日本新聞社常務が加わり、テープカット。開幕を祝った。

 チューリップテレビ開局25周年記念。

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