作家が公開制作するテントの配置を確認する実行委員会のメンバー=井波別院瑞泉寺

作家が公開制作するテントの配置を確認する実行委員会のメンバー=井波別院瑞泉寺

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鶴太郎さんと共同制作へ いなみ木彫刻キャンプ

北日本新聞(2015年7月16日)

 8月18~30日に開かれる「南砺市いなみ国際木彫刻キャンプ2015」の第3回実行委員会が15日、市井波総合文化センターで開かれた。俳優で画家の片岡鶴太郎さんが、龍をモチーフにした井波彫刻のついたてに色付けする様子を公開するなど、期間中のイベント計画を承認した。会場となる同市の井波別院瑞泉寺の境内の下見も行った。

 ついたてはクスを使ったもので縦75センチ、横170センチ。片岡さんが描いた龍の原画を、井波彫刻協同組合の土田信久相談役が彫刻に適した図案にアレンジし、同組合青年部の木村正和さんと頓所和成さんが彫った。片岡さんが色付けを進め、仕上げの色付けを8月22日に瑞泉寺太子堂で公開する。

 片岡さんは、キャンプに合わせて同日、太子堂で開かれる「全国地域ブランドサミットINなんと」でトークショーも行う。

 実行委では、会長の田中市長、委員長の板倉北日本新聞社長があいさつ。市内の子どもたちが十二支を描いた木球をつなぎ合わせる「世界をつなぐ大きな輪~625のこだま」を8月23日に実施するなどイベント計画を決めた。ハンガリーからの招待作家をデチャント・アンタルさんに変更することも承認。12カ国の作家15人と2団体が公開制作する作品のイメージが示された。

 瑞泉寺の下見では、作家が使用するテントの配置や運営本部の設置場所を確認した。

 南砺市いなみ国際木彫刻キャンプは、市と県芸術文化協会、北日本新聞社などでつくる実行委員会が1991年から4年ごとに開催している。

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