三重県菰野(こもの)町で複合リゾート施設を経営するアクアイグニス(東京)は20日、石川県出身の有名パティシエ辻口博啓(ひろのぶ)氏がプロデュースするスイーツ店を、8月末までの期間限定で北佐久郡軽井沢町の旧軽井沢銀座通りにオープンする。アクアイグニスが三重県外に出店するのは初めてで、多くの観光客を集める夏の軽井沢で知名度向上を図る。
店名は「アクアイグニス軽井沢テラス」で、店舗面積約100平方メートルの既存の建物を活用し、席数は24席。凍らせたイチゴを削ってかき氷にした「まるごと苺(いちご)かき氷」(税込み700円)や、凍ったバナナにチョコレートやアーモンドなどさまざまなトッピングをあしらった「バナナバー」(同400円前後)などを提供する。
アクアイグニスが12年10月にオープンした菰野町の施設では温浴施設やホテルのほか、辻口氏が手掛けるスイーツ店やパン店なども集客の目玉になっている。同社は来年以降のオープンをめどに、軽井沢町の軽井沢駅東側の旧JR信越線鉄道敷にも複合リゾート施設の建設計画を進めている。