崩壊する家族の深層心理を描いた「エレクトラ」=県利賀芸術公園

崩壊する家族の深層心理を描いた「エレクトラ」=県利賀芸術公園

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日米の俳優熱演 利賀でSCOTサマー・シーズン

北日本新聞(2015年8月22日)

 演劇の祭典「SCOTサマー・シーズン2015」が21日、南砺市の県利賀芸術公園で開幕し、劇団SCOTの鈴木忠志主宰が演出した「エレクトラ」が日米の俳優によって演じられた。国内外から演劇ファンが詰め掛け、ギリシャ悲劇を下敷きに、人間の孤独と狂気をえぐり出した名作に見入った。9月10日まで。

 サマー・シーズンは2009年から毎年実施している。今年はSCOTが創立して50年目、利賀に拠点を移して40年目になるのを記念し、会期を例年より1週間延ばした。世界各地から約300人の演劇人らが集い、鈴木主宰の代表作やアジア各地の伝統芸能、現代劇などを繰り広げる。

 エレクトラは、合掌造り家屋を造り変えた新利賀山房で上演された。SCOTの団員と、鈴木主宰が編み出した独自の訓練法をマスターした米国の俳優が出演した。暗闇の中で、打楽器の力強い演奏に合わせ、家族に巣くう復讐(ふくしゅう)の連鎖を表現した。

 利賀アジア芸術祭も同時開催した。利賀大山房では、インドの舞踊団が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「チョウ・ダンス」を披露した。クジャクの羽根で飾られたきらびやかな仮面を着け、華麗に舞った。県、南砺市、県文化振興財団主催。

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