おわらの踊りを見ようと人垣をつくる大勢の観光客ら=30日夜、富山市八尾町下新町

おわらの踊りを見ようと人垣をつくる大勢の観光客ら=30日夜、富山市八尾町下新町

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新幹線効果で前夜祭盛況 おわら風の盆1日から

北日本新聞(2015年8月31日)

 「おわら風の盆前夜祭」は30日、富山市八尾町中心部で最終日を迎え、大勢のファンがおわらの情緒に酔いしれた。20日に始まった前夜祭は北陸新幹線開業効果もあり、来場者数が増加。関係者は9月1日からのおわら風の盆を前に、万全の受け入れを期する。

 あいにくの雨となった30日も観光客が続々と八尾町に足を運び、JR越中八尾駅では富山駅から高山線を利用して来た県外客の姿が見られた。学生時代の同級生4人と、初めて訪れた茨城県取手市の冨山泰子(たいこ)さん(65)は「新幹線が開業したので、毎年開いている同窓会を富山で開こうということになった。憧れのおわらを一目見てみたかった」と話す。

 前夜祭は関係者の予想を上回るにぎわいになり、おわら風の盆行事運営委員会(福島順二会長)によると、前夜祭11日間のうち4日間は雨天だったにもかかわらず、今年の来場者は昨年の約3万8千人より1割程度増える見込みだ。地元住民は「これまで見たことのない熱気だった」と驚く。

 同市八尾総合行政センター農林商工課の梅田一好課長は「出張で富山に来たとみられるスーツ姿のビジネスマンや浴衣姿の若い女性の見物客が増え、客層に変化があった。新幹線効果が見て取れる」と分析する。

 運営委はおわら風の盆期間中、八尾駅の常駐ガイドを例年より2人多い5人態勢にするほか、新幹線利用者にアピールして将来的な観光客増につなげようと、富山駅に初めて公式ガイドブック販売所を特設する。梅田課長は「ことしは観光客の増加が予想されるだけにしっかりもてなしたい」と意気込む。

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