城端むぎや祭のパレード踊りの練習に励む女性たち=南砺市城端東部体育館

城端むぎや祭のパレード踊りの練習に励む女性たち=南砺市城端東部体育館

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むぎや祭へ所作確認 城端の婦人会員ら

北日本新聞(2015年9月4日)

 第65回城端むぎや祭(北日本新聞社共催)に向け、パレード踊りの練習会が3日夜、南砺市理休の市城端東部体育館で始まった。本番まで計4回開き、地元各地区の婦人会員と公募で参加する市内外の女性が菅笠(すげがさ)を手に笠踊りの所作を確認して本番に備える。

 城端むぎや祭は19、20の両日、城端中心部で開かれる。パレードは20日午後7時半から始まり、女性約200人が国道304号の出丸町から城端別院善徳寺前を経由して城端曳山(ひきやま)会館まで浴衣姿で笠踊りをして練る。パレード後は、そのまま踊りの輪に観光客らを交え、祭りのフィナーレを飾る総踊りへとつなげる。

 練習会初日は城端、北野、大鋸屋3地区の婦人会員と公募に申し込んだ踊り手ら約60人が参加。むぎや踊り推進員「花筏(はないかだ)」の松井まちさんらが指導し、実際にパレードの隊列を組んで練習。曲に合わせて笠の動きが美しくそろうように繰り返し踊った。総踊りで行う手踊りも練習した。

 昨年に続き公募で参加する同市本江(福野)の広崎昌美さん(50)は「昨年は無我夢中だったが、ことしは笠の角度や足の運びがきれいになるよう一生懸命練習したい」と笑みを見せていた。

 市連合婦人会城端地域連絡会の高長明美会長は「女性たちが心を一つにして踊り、65年目の節目の祭りを盛り上げたい」と張り切っている。

 パレード練習は10、15、18日にも同体育館で行う。

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