来春のとなみチューリップフェアのポスターを発表する(左から)夏野砺波市長、プリンセスチューリップの中筋さん、橋本さん=チューリップ四季彩館

来春のとなみチューリップフェアのポスターを発表する(左から)夏野砺波市長、プリンセスチューリップの中筋さん、橋本さん=チューリップ四季彩館

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700品種300万本、国内最多級に 来春のチューリップフェア

北日本新聞(2015年9月5日)

 来年の第65回となみチューリップフェアは、会場で展示するチューリップを50品種・50万本増の700品種300万本で国内最多級とする。来年3月にリニューアルオープンするチューリップ四季彩館とともに「花の数だけ夢がある となみ春色夢気分」をテーマにチューリップの魅力を発信する。夏野砺波市長が4日、同市中村の同館で発表した。

 チューリップフェアは今春も50品種増やして650品種としたが、ハウステンボス(長崎)の「チューリップ祭」が50品種増の700品種とした。ここ数年、ハウステンボスと国内最多をめぐり競っている。来年のハウステンボスは現在のところ、700品種を予定しているが「変更になる可能性がある」と言う。

 来年のフェアの会期は4月22日~5月5日の14日間。夏野市長は会期中の入場者数の目標を30万人とし「特に海外からの来客増に期待する」と述べた。誘客キャンペーンを行っている台湾に加えて東南アジアを重視し、シンガポールやインドネシアなどに多いイスラム教徒向けに、今年のフェアから市文化会館に設けた礼拝室を周知していく。北陸新幹線開業2年目となることから首都圏からの誘客をさらに重視する。

 四季彩館では砺波でのチューリップ球根栽培99年間の歴史を紹介。原種系品種や稀少品種を展示する。

 ポスターはチューリップの写真を組み合わせてハート形を表現した。B全判とB2判の計3800枚製作し、JR駅や空港などに配布する。市長がプリンセスチューリップの中筋湖呼さん、橋本星奈さんと一緒に紹介した。

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