紅葉した木々に囲まれたゲレンデで初滑りを楽しむスノーボーダー=31日午前9時39分、軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場

紅葉した木々に囲まれたゲレンデで初滑りを楽しむスノーボーダー=31日午前9時39分、軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場

長野県 軽井沢・佐久・小海線沿線 アウトドア・レジャー

軽井沢、紅葉眺め初滑り 県内トップ切りスキー場オープン

信濃毎日新聞(2015年10月31日)

 北佐久郡軽井沢町の軽井沢プリンスホテルスキー場が31日、県内スキー場のトップを切って今季の営業を始めた。紅葉に彩られた景色が広がるゲレンデで、シーズンを待ちわびた人々が初滑りを楽しんだ。県内スキー場の利用者は減少傾向が続くが、北陸新幹線(長野経由)の金沢延伸による北陸方面からの誘客や、若年層などの新たな客層発掘で盛り返しを目指す。

 軽井沢プリンスホテルスキー場は10月6日から人工造雪機8基を稼働し、全長400メートル、幅約15メートル、深さ約50センチの2コースを整備した。12月下旬には、全10コースが滑走可能になる予定だ。

 長野地方気象台によると、午前8時の軽井沢の気温は2・5度。来場者らのカウントダウンで午前8時半ごろにオープンし、当初は雲で覆われていた空から次第に日が差した。

 北陸新幹線金沢延伸は今年3月でスキーシーズン終盤だったが、今季はシーズン当初から北陸方面の利用者も見込む。プリンスホテルの広報担当者は「首都圏の人々に、東京から新幹線で1時間余で来られるアクセスの良さをPRするとともに、北陸方面からの利用者も期待している」としている。

 小学生以下のリフト料金無料は4季目を迎え、20歳(1995年4月2日〜96年4月1日生まれ)の平日のリフト無料を実施し、若い世代の呼び込みも展開する。今季の入り込みは昨季(28万7千人)と同程度を目指す。営業は来年4月3日までの予定だ。

   ◇

 県観光部によると、県内スキー場の利用者は1992年度の2119万5千人をピークに減少傾向をたどる。県内85スキー場の2014年度(14年11月〜15年5月)は708万人で、14年2月の大雪の影響があった前季を4万人余上回ったが、当初目標の715万人に届かなかった。

 スキーやスノーボードを中心に冬の観光誘客に取り組む官民の全県組織「『スノーリゾート信州』プロモーション委員会」は今季、車で県内を訪れるスキー客の宿泊も促そうと、高速道のサービスエリアやスキー場が連動したスタンプラリーなどにも取り組む。昨年9月の御嶽山噴火の影響で観光客が落ち込んでいる木曽地方にある、おんたけ2240(木曽郡王滝村)と開田高原マイアスキー場(同郡木曽町)で12月5日に初滑りの催しも開く。

 北陸新幹線金沢延伸に伴い県内で唯一新設された飯山駅のある飯山市は今季、駅と市内のスキー場を結ぶバスを増便。下高井郡野沢温泉村の観光協会などは、アクセスが向上した関西地方への営業活動に力を入れる。JR東日本、西日本は、運行している新幹線車両にスキーなどの大型荷物の置き場を順次設けている。

軽井沢・佐久・小海線沿線 ニュース

軽井沢・佐久・小海線沿線
イベント

軽井沢・佐久・小海線沿線
スポット