貴重な寺宝が並ぶ宝物展

貴重な寺宝が並ぶ宝物展

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前田家ゆかりの宝物公開 高岡・国宝瑞龍寺

北日本新聞(2015年11月2日)

 前田家ゆかりの貴重な寺宝を紹介する国宝瑞龍寺の宝物展が1日、高岡市関本町の同寺大茶堂と文化財保存館で始まった。瑞龍寺では最近、禅堂のこけらぶき工事が完了し、山門の金剛力士像も修復を終えており、観光客らが宝物展と合わせて見入った。

 国宝瑞龍寺保存会(綿貫民輔会長)が毎年開き、32回目。瑞龍寺は高岡開町の祖で加賀藩2代藩主、前田利長の菩提寺(ぼだいじ)で、宝物は3代・利常が奉納したとされている。

 文化財保存館には、前田家への気配りが見られる豊臣秀吉自筆の書状や、京の文化サロンとの交流の深さを感じさせる書画などを展示。大茶堂には、狩野常信の帝鑑図屏風(びょうぶ)や、江戸期の作とみられる観世音菩薩像、日光・月光菩薩像などが並ぶ。3日まで、一部作品を入れ替えながら約30点を公開する。北日本新聞社協賛。

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