佐久市で天文観測などに関わる3施設を巡るバスツアーが14日、開かれた。家族連れを中心に27人が参加。国内最大の直径64メートルのパラボラアンテナがある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の「臼田宇宙空間観測所」などを見学し、職員から説明を受けたり、記念撮影をしたりして楽しんだ。
足を運ぶ機会が少ない各施設を見学してもらい、理解を深めてほしい―と、天体観測施設「うすだスタードーム」(臼田)が主催。臼田宇宙空間観測所では、スタードーム職員の坪根徹さん(55)が「この観測所は、彗星(すいせい)や惑星のような天体を観測する『深宇宙探査機』に指令を送信している」と説明。小惑星「Ryugu(りゅうぐう)」を目指す無人探査機「はやぶさ2」とも交信していると解説した