展示の最終チェックをする二塚学芸員(左)らスタッフ=アートハウスおやべ

展示の最終チェックをする二塚学芸員(左)らスタッフ=アートハウスおやべ

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才能と感性響き合う 越中アートフェスタ小矢部巡回展

北日本新聞(2015年12月12日)

 「美の祭典 越中アートフェスタ2015」の小矢部巡回展が12日、小矢部市鷲島のクロスランドおやべ内にある「アートハウスおやべ」で始まる。11日はスタッフらが作品を展示し、市内では初めてとなる巡回展の準備を整えた。17日まで。入場無料。

 アートハウスおやべは、9月にオープンした市の美術拠点施設。ガラス張りのオープンギャラリーを備えた開放感ある建物で、小矢部展では、越中アート大賞、10周年記念特別賞、優秀賞など入賞作のうち32点を展示する。

 地元からは立体部門で優秀賞・北日本新聞社賞に選ばれた山村晃さん(小矢部市)の風炉先(ふろさき)びょうぶ「古都」を紹介するほか、広大な空間をシンプルな構成で表現した絵画の大作や異素材を組み合わせたガラス作品などがそろい、才能と感性が響き合う空間となっている。

 アートハウスおやべの二塚望学芸員は「展示では、オープンギャラリーという施設の特徴を生かしつつ、作品の個性を引き出すよう心掛けた」と語った。

 開場時間は午前9時半~午後5時。16日は休館。県と県芸術文化協会、県美術連合会主催、県文化振興財団と北日本新聞社共催。

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