旧スノーバレー利賀スキー場のセンターハウス。森の大学校の校舎とすることが検討されている=南砺市利賀村上百瀬

旧スノーバレー利賀スキー場のセンターハウス。森の大学校の校舎とすることが検討されている=南砺市利賀村上百瀬

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「森の大学校」開校へ 利賀、森林管理技術者を養成

北日本新聞(2015年12月30日)

 南砺市利賀地域の各種団体でつくる利賀地域ふるさと推進協議会(野原宏史会長)は、地元の旧スノーバレー利賀スキー場のセンターハウスを活用し、森林管理技術者を養成する「森の大学校」(仮称)を設立しようと計画している。技術だけでなく、森の特性を見極めて資源を収益につなげるマネージメントも指導。森林経営の中核となる人材を地元をはじめ全国各地に輩出するとともに、若者を利賀に呼び込み地域を活性化することを目指している。

 森の大学校では、樹木の伐採や搬出、枝打ちといった一般的な森林技術のほか、森にどのような植物があり、どのような特徴があるかを調べ、付加価値をつけて収益につなげる力を養う。

 森林資源の柱となっているスギばかりでなく、広葉樹や薬草、薬木といった資源にも着目し、市場の動向にも敏感に反応して事業を興すことができる人材の育成を目指している。

 今後、運営主体の在り方やカリキュラムなどを協議し、2020年までに開校にこぎ着けたい考え。市は「南砺幸せなまちづくり創生総合戦略」(15~19年度)に事業として設立支援を盛り込み、開校を後押しする。

 センターハウスは現在、恒常的には使われておらず、校舎とすることで遊休施設の有効活用となるほか、学校設立の初期費用を抑えることができる。若者が集まることで食事や宿泊など新たな需要が生まれ経済が活性化されるほか、地域ににぎわいが生まれることも期待している。

 観光客に対し、山歩きや渓流釣り、山菜採りなどの地元ガイドを紹介するなど、アウトドア活動の拠点機能を併設することも検討している。

 中心となって計画を進めているモリビオ森の暮らし研究所(南砺市利賀村上百瀬)の江尻裕理事は「森をじっくりと観察し、自ら考え行動できる技術者を育て、利賀を持続可能な森づくりのメッカにしたい」と話している。

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