雪像が並ぶ広場で行われた丑曳き=昨年2月、利賀国際キャンプ場

雪像が並ぶ広場で行われた丑曳き=昨年2月、利賀国際キャンプ場

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冬の山里見て食べて! 12日から南砺利賀そば祭り

北日本新聞(2016年2月11日)

 南砺利賀そば祭りが12~14日、南砺市の利賀国際キャンプ場で開かれる。温かなそばで来場者をもてなすほか、約30基の雪像が並ぶ広場では伝統行事「丑曳(うしひ)き」が再現される。夜には花火が雪に包まれた山々を幻想的に照らし出す。かまくらで飲食を楽しんでもらう「カマクラヴィレッジ」も初めてオープン。雪深い利賀の冬ならではの魅力を発信する。実行委員会(北田耕三会長)主催、市観光協会、利賀村建設業協会、北日本新聞社共催。

 特産のそばは約1万食を用意。イワナの塩焼きや五平餅なども販売する。丑曳きは合掌造り家屋を建てるため山から切り出した大木を雪上で引き回す行事で、来場者も交えて3日間で6回行う。花火は12、13日の夜に打ち上げる。

 カマクラヴィレッジは、豪雪地帯ならではの自然を生かした企画として、市の「TOGA国際芸術村を核としたクリエイティブビレッジ構想」の一環で運営される。地元の青年団や老人クラブが造ったかまくらを照明で演出し、食べ物や飲料を提供する。

 雪像はそば祭りの名物で、市内外の企業や団体、地元の小中学生らが制作。夜にライトアップされる。今回は観光列車「べるもんた」や、ラグビーワールドカップで国民的ヒーローとなった五郎丸歩選手などをテーマにした力作が並ぶ。

 そば祭りは、利賀川沿いの集落で開かれていた「そば会」を原点とし、1986年に始まった。2014年度の北日本新聞文化賞地域社会賞に選ばれた。

 会場設営協力金(入場料)は1人300円。中学生以下は無料。問い合わせは利賀行政センター、電話0763(68)2111。

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